
今回の患者さんは、平成7年式のランクル77です。
車検でお預かりして、事前に整備箇所を見せていただこうと思い、山下が車を移動していたところ、
「カラカラカラカラ・・・」ミッションから異音がする。。。
走行していたら気づかないけど、停車時クラッチをきるとカラカラ音がする。
トランスファーのリア・アウトプットのベアリングにもガタが有るため、同時にミッションのオーバーホールもさせて頂くことになりました。
大きなミッションとトランスファーを降ろすと、広大なスペースが出現しました。


ミッションをばらし、内臓を取り出して検査です。


異音の原因は、ミッション内部のシャフトのベアリングのがたでした。

写真ではわかりにくいですが、
内側のカラーがセンターから外れています。カラーの内部はというと、

鏡面であってほしい面が、磨耗して
ガサガサになってしまっていました。
コレが異音の原因ですね。
う~ん。。。どうしてこうなった。。。
乗り方は関係ないところだし、ミッションオイルも定期的に交換されていたし、直接的な原因は不明です。
走行距離かな?

この走行距離に近い皆様ご注意ください。
この距離までクラッチも無交換と、優秀な運転を続けられていたのですが、クラッチディスクが
「2分山」となってしまっていましたので、クラッチカバーや、ベアリングと共に交換させていただきます。
さらに、マフラーのフロントパイプにも錆び穴が出現し、交換が必要になります。
それに合わせ、簡単に外れない2本目のパイプも交換させていただきます。
ご想像通り、今回の修理費用はちょっと高めです。
計算したくありません。。。
でも、今回の修理でミッションはあと25万kmは元気でいてくれるでしょう!
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- 2014/10/03(金) 16:55:31|
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