本日のお題は・・・このお車、ランクル60のトランスファー・オーバーホールです。
オーバーホールといっても、オイル漏れがかなり多かったため、この際ベアリングをリフレッシュしましょう!というオーバーホールです。
特に、音がするとか、走らなくなったとかの故障ではありませんでした。
このランクル60型、70型のオイル漏れで多いのが、オートマオイルがトランスファーに浸入し、そのオートマオイルがトランスファーケースから漏れてくるというものですね。
そのオイル漏れの原因は、もちろんオイルシールの経年劣化ということもありますが、オートマオイルやトランスファーオイルの劣化によることもあります。自動車に使われているオイル(エンジン、オートマ、ギア、パワステ等々)には、潤滑以外にも重要な役目として、オイルシールの
「張力の保持」というものが有り、オイル成分が劣化してくると、その張力が無くなりオイル漏れにつながってしまいます。
トランスファーを後方より分解し、バラバラにしていきます。
写真中央に見えるシャフトがオートマからトランスファーに入るシャフトです。
取り外されたケース達・・・
オートマのシャフトを拡大すると
こんな感じで、シャフトに少しの磨耗が見られます。
使用に差支えがなさそうなので、そのまま使用します。
別車でランクル70のシャフトの写真です。
アップで・・・
スプライン(シャフトのギア状の部分)が、かなり磨耗して、本来の10%程しか残っていませんでした。
もう少しで走らなくなるところでした。
このシャフト交換には、オートマのオーバーホールが必要で、ランクルで30万円~という費用を覚悟しないといけません。
『オートマオイルを交換しましょう!ギアオイルを交換しましょう!』というのは、これらの故障をできる限り防ぎましょうということでもあるのです。【宣伝】(笑)
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4X4レフティ 担当 山下
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- 2009/12/16(水) 15:27:03|
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